そろそろ収穫時期かなあと
楽しみしていたら、玉ねぎの緑の茎が
ねぎぼうずのようになっているけど、
これって大丈夫?
とう立ちなので、花が咲いてしまえば
土に植えられている玉ねぎの部分が
大きく育たなくなります。
家庭菜園で玉ねぎを育てるときの
とう立ちの原因を知って、
早めに予防したいですね。
- 玉ねぎのとう立ちは食べれる?
- 玉ねぎのとう立ちの心配がいらない家庭菜園とは
玉ねぎのとう立ちの原因とは?
とう立ちというのは、花芽がついて、
茎が伸びていくことを言います。
花芽が発育してトウ立ちすると
いっきに開花とすすみます。
作物によって脇芽や茎の先端が
成長して温度や日の長さなどが影響して
花芽ができてきます。
玉ねぎのとう立ちの原因は、様々で
- 苗が大きすぎる
- 植え付けが早すぎる
- 水、肥料不足
- 収穫の時期が遅れる
- 天候不順
などが考えられます。
種からでも栽培できますが、期間が長くなるので
初心者には苗から育てるのが、おすすめです。
暖冬などの天候不順になると
大きく育ってしまい、とう立ちして
しまうことがあります。
玉ねぎのとう立ち防止の苗選びのポイントとは?
しっかりと玉ねぎ自体を大きく育てるためには
とう立ちを防ぐ必要があります。
天候不順については、対応できませんが、
その他の原因については、対処できると思います。
2月から4月ごろに収穫する
新玉ねぎなどの早生・極早生の玉ねぎは
とう立ちや病気になりにくいですが、
水分を多く含んでいるため
保存しにくい性質があります。
また、中生、晩生の玉ねぎは、
病害虫の影響を受けやすくなりますので
病気に強い品種を選ぶことがポイントです。
苗の大きさは大きすぎると
すぐに成長するためとう立ちしやすいので、
大きすぎないものを選びます。
茎の太さが15ミリ以上になると
トウ立ちしやすくなり、
5ミリ以下だと今度は霜の被害にあいやすくなります。
茎の太さは、7から8ミリぐらいで
鉛筆ぐらいの太さの苗を選ぶのが
おすすめです。
玉ねぎのとう立ち防止の植え付けのポイントは?
タマネギには早生種・中生種・晩生種があり、
それぞれは植え付ける時期と収穫が
異なります。
初心者は、苗から育て、
植え付けは11月中旬頃からで、
収穫は6月頃のものを育てるのがおすすめです。
水分や肥料不足にならないように
注意することが、ポイントです。
玉ねぎが大きくなる前に、追肥を行います。
追肥の時期が遅れると、病気の原因になります。
追肥と同時に土寄せも行います。
植える時期が、11月中旬の場合には、
1月から3月頃に、3回ほどの
追肥が必要となります。
また、収穫時期は、6から7割ほど
葉が倒れたときが目安となります。
遅れてしまうと、とう立ちの恐れがありますので
注意しておきましょう。
玉ねぎのとう立ちを見つけたらどうすればいい?
玉ねぎがとう立ちすると、
栄養分はとうとなっている蕾の部分に行ってしまいます。
そのため、肝心の玉ねぎが大きく育たなくなる
恐れがあります。
そのため、見つけたら、
とう立ちしたところを
とってしまったほうがいいでしょう。
ねぎぼうずは、天ぷらなどにして
食べると美味しいです。
また、春先にねぎぼうずができた玉ねぎは、
収穫したときには、
固くなって玉ねぎが育たなくなりますので
株ごと抜いて、葉タマネギとして
食べると柔らかくて美味しいですよ。
初心者で玉ねぎを家庭菜園で育てるのは簡単ではない?!
甘くてフルーツのような淡路島の玉ねぎなんて
自分で作れたら嬉しいですよね。
でも、家庭菜園で玉ねぎを作ろうと思っても
太陽の日差しが、しっかり当たる環境でないと
なかなか難しいですね。
ベランダや家の庭でと思っても
1日中日差しが届くような場所って
なかなかありません。
そうなると、初心者は諦めるしかないでしょうか。
そんなあなたに、おすすめしたいのが
シェア畑です。
初心者でも、タマネギ栽培の
とう立ちを予防しながら
家庭菜園を楽しめます。
シェア畑は、ただ農園である土地を
貸すというわけではありません。
アドバイザーに聞けるのは、
初心者にとっては、ホントこころ強いですよね。
自分だけで栽培しているのと
何が問題なのかもわかりません。
ところが、
プロのアドバイザーががいると
作つけアドバイスから
虫や病気、とう立ち予防など
見逃すことがありません。
さらに、道具や用具も貸し出してくれるので
手ぶらで、気軽に楽しむことができます。
これなら、初心者でも、
タマネギ栽培のとう立ちの心配をしなくても
家庭菜園を楽しめそうですね。